知っておきたい相続の話

相続対策のポイント

「相続税」は、所有しているすべての財産に対して課税されます。相続税対策をするには、まず自分の財産がどれくらいあるのか、それに対して相続税がいくら課税されるのかを知ることが必要です。

財産評価と資産分析は、財産の健康診断であり、相続税対策の出発点になります。

◆財産の総額を知るために、種類別に財産の内容を把握する

・土地・建物以外に預貯金、有価証券、生命保険、ゴルフ会員権、その他の財産がいくらあるのか
・借入金や税金の未払い等の債務がいくらあるのか
・土地、建物等からの収入が年間どれくらいあるのか

◆財産の内容を把握するために、次の書類を用意する

・土地・家屋の名寄帳、固定資産評価証明書、航空図、公図、路線価図
・預貯金、有価証券、生命保険、その他の財産の明細
・借入金の明細および返済条件、預り敷金および保証金の内訳
・所得税の確定申告書および各種所得の収支明細書
・同族会社の決算書・申告書・勘定科目内訳書

◆必要な書類をそろえて財産評価をし、現状を把握する

現在の財産額では、相続税はいくら加算されるのかを把握し、将来どんな方法で相続税を負担するのかを考えます。
予想される相続税額がわかったら、所有している土地を以下の3つに分類します。
1.将来にわたって所有するもの…アパート、マンション、自宅等の敷地など
2.相続税納付用のもの…資材置き場、駐車場、空き地で売却可能な土地など
3.有効活用すべきもの…上記以外の空き地

◆節税の対策案を作成したら、最適な方法を実行する

有効活用すべき土地をどう節税対策に活かすかを考えます。「損益面」「収支面」「税金面」での効果を検討し、その上で自分に合った「最適な計画案」を採用し、ただちに実行に移します。

土地所有者にとって重要なことは「土地の面積が広い」ことよりも「その土地がいったいいくら稼ぐか」ということです。多額の相続税を払って引き継いでも、収益性の低い土地ばかり残ったのでは、苦労を引き継ぐようなものになってしまいます。

相続税とは相続対策が大切な理由|相続対策のポイント