相続には相続の専門家が必要

セカンドオピニオンは積極的に

今の先生はあまり相続税には詳しくないのではと思ったら、ほかの税理士にも一度相談してみるのもよいかもしれません。お医者さんであれば、担当の先生の意見だけでなく別の病院で別の先生からセカンドオピニオンを求めることが大切だとよく言われます。税理士についても同じことがいえます。

ガンの治療であれば、安全性を第一に考えて患部を全摘出することを勧める先生もいるし、手術後の生活を考えて部分摘出が望ましいと考える先生もいます。なるべく手術せずにほかの手段を試みる先生もいるでしょう。

プロであれば必ず自分なりの意見を持っています。それを素人にも分かりやすく、あなたの状況は今こうだから、こういう治療法があると説明し、私はこの方法をお勧めするけれどもご自分の体だから判断してくださいという具合に話を進めるのが、おそらく医療従事者としての望ましい姿です。

相続対策の場合もこれとよく似ています。資産分析をしてみると今こういう状態だから、これだけの対応方法がある、私はこれをお勧めしますと分かりやすく説明してもらえれば、地主さんも自らのとるべき道を判断しやすくなります。

一番困るのは、意見を求めても言ってくれないお医者さんです。たとえばアパートやマンションを相続税対策のために建てる方法があるけれども、どうしようか迷っているとします。建築会社の税理士さんは建てた方がいいと言うし、銀行の税理士さんは借金した方がいいと言うでしょう。もちろんそうする方がいい場合もあるし、収益性が低ければやめた方がいいこともあります。あまり借金をしないプランに切り換えた方がいい場合もあるでしょう。

そういう場合に、まずかかりつけの先生にあたる税理士に相談し、別の専門家からのセカンドオピニオンを聞いてみるのがよいでしょう。

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